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ドバイ国際映画祭レポート

2012年12月20日

12月13日~17日まで、ドバイ国際映画祭に参加してきました。
韓国、イタリアの映画祭を経て、初の中東上映になります。

今年で9回目とまだ若い映画祭ですが、今年からディレクターが変わった
そうで、世界各国から意欲的な作品が集められていました。特色はフィクシ
ョン、ドキュメンタリー、短編それぞれで、アラブ部門が別に設けられて
いること。アラブ映画発信の中心であるという自負が伺えます。
本作がノミネートされたアジア・アフリカ地域のドキュメンタリー部門は、
インド、中国、フィリピン、ジンバブエ等々、様々な国の作品が並びました。

ドバイは言わずと知れた、中東で最も経済的に発展している都市。上映
会場のシネコンが入っている巨大ショッピングモールの屋上には、通年
オープンしている人口スキー場が!。スケールが大きいです。

中東では、東アジアの作品にはあまり関心が向かないと事前に聞いていた
ましたが、本作の上映はチケットはほぼ売り切れ。たくさんのお客さまが
来場してくださいました。上映中は、絵本の中で繰り返される「ねこは〇
〇が嫌いだったのです」で毎回爆笑が起こり、日本ではない反応に驚きま
したが、映画が「死」と向き合っていく過程では、徐々に作品に入り込ん
でいく空気に。

Q&Aでは「なぜ猫をたくさん撮影したのか」「出演している女性たち
はどうして自分の傷についてあれほど話してくれたのか」といった質問が。
一つ一つ丁寧に答えていく小谷監督と観客のやり取りには時折笑いも起こる
和やかな場でしたが、「とてもよかった・・・」という一言だけで涙ぐんだ女性も。
密度の濃い、あっという間の30分でした。

作品の上映後、ドバイ現地だけでなく様々なメディアの取材が入りました。
上映をきっかけに多くの方に作品を知っていただいた、実りある映画祭参加
でした。